再利用 再使用 違いと医療機器の再製造

再利用と再使用の違いを、医療機器の再製造や単回使用機器の扱いまで含めて整理します。言葉の使い分け、注意点、現場での判断基準を理解できる内容です。どこが境界になるのでしょうか?

再利用 再使用 違い

再利用と再使用の違いの基本

再使用は同じものをそのままもう一度使う意味で、再利用は使い終えたものを別の目的に回す意味です。


参考)https://chigai.jp/reuse-and-reuse-difference/


再利用と再使用の違いと医療機器

医療機器では、単回使用のものを安易に再使用することは推奨されず、添付文書の使用条件に従う必要があります。


参考)単回使用医療機器(医療用具)の取り扱い等の再周知について
厚生労働省は、単回使用医療機器の再製造について、洗浄、分解、滅菌などを経て再び使用できるようにする制度を示しています。


参考)再製造単回使用医療機器に係る制度への対応


再利用と再使用の違いと感染対策

再使用の可否は、清浄性だけでなく感染防止の観点で判断されます。


参考)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000170834.pdf
再使用禁止の表示がある器材を現場判断で使い回すと、患者安全と法令順守の両面で問題になります。


  • 洗浄できることと、再使用できることは同義ではありません。

  • 再使用には滅菌や品質確認が必要になる場合があります。

  • 感染対策では、器材ごとの区分確認が重要です。


再利用と再使用の違いを見分ける言い換え

迷ったときは、「同じ形のままか」「別の用途に回すか」で判定すると整理しやすいです。


たとえば、洗浄して同じ器材をもう一度使うなら再使用、素材や部品として別製品に回すなら再利用です。


参考)5 再使用と再生利用の違い


再利用と再使用の違いの意外な論点

意外に重要なのは、一般語としての再利用・再使用と、医療制度上の再製造が一致しない点です。


同じ「もう一度使う」でも、現場の再使用、制度上の再製造、資源循環としての再利用は、それぞれ管理主体も目的も異なります。


  • 一般語の理解だけでは医療安全の判断に足りません。

  • 制度用語は通知や基準で確認する必要があります。

  • 参考)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00010630&dataType=0&pageNo=1dataType=0href="https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00010630&dataType=0&pageNo=1">https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00010630&dataType=0&pageNo=1pageNo=1" target="_blank" rel="noopener">・再製造単回使用医療機器基準(◆平成29年07月31日厚生労…

  • 再利用の発想は環境面で有効でも、医療器材では別基準になります。


参考になる公的情報として、単回使用医療機器の再製造制度の概要がまとまっています。
PMDAの再製造単回使用医療機器制度の解説
医療機器の再使用禁止や添付文書順守の考え方を確認するなら、こちらも有用です。単回使用医療機器の取り扱いに関する周知