レジスチン インスリン抵抗性 糖尿病 炎症 遺伝子

レジスチンとインスリン抵抗性

3ポイント要約
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ヒトでは脂肪細胞より単球・マクロファージ

レジスチンはマウスの知見をそのまま当てはめにくく、ヒトでは炎症との結びつきが強いです。

参考)レジスチン (臨床検査 49巻13号)
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血中レジスチンはHOMA-IRや低HDLと関連
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炎症と合併症評価の視点を足すと臨床で使いやすい


レジスチンのインスリン抵抗性の基本



レジスチンは、もともと「resistance to insulin」に由来する名称で、インスリン抵抗性との関係から注目された分泌タンパクです。マウスでは脂肪細胞由来の悪玉アディポカインとして理解され、投与や肝特異的過剰発現でインスリン抵抗性が惹起され、ノックアウトでは空腹時血糖が低下すると整理されています。



ここが出発点です。


つまり別物です。


レジスチンの炎症とマクロファージ

ここが盲点ですね。


レジスチン遺伝子と糖尿病

遺伝背景が条件です。


レジスチンのメタボと合併症

合併症評価が基本です。


レジスチンの独自視点と臨床判断

意外ですが、レジスチンは「高いほど悪い」で単純に固定しきれません。科研費研究では、10週齢オスdb/dbマウスに4週間の介入を行ったところ、メトホルミン投与群でインスリン抵抗性が改善した一方、脂肪でのレジスチン蛋白発現増加がみられ、研究者はレジスチンが主要因ではない可能性を示しています。



意外ですね。


この知見はマウスであり、そのままヒト診療へ直結させるべきではありませんが、少なくとも「レジスチン上昇=原因」「低下=改善」と一本線で考える危うさを示します。病態の段階、組織、由来細胞、測定系、多量体の違いまで視野に入れないと、研究論文の結論同士が食い違って見えるのは当然です。



マウスでの例外的な知見を確認したい部分の参考です。メトホルミン介入後のレジスチン蛋白発現増加が読めます。


KAKEN レジスチン蛋白発現とインスリン抵抗性の変化

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