
日本白内障学会2026は、2026年9月17日(木)から19日(土)まで、宮崎のシーガイアコンベンションセンターで行われます。公式サイトでは第65回日本白内障学会総会と第52回水晶体研究会として案内されています。地方開催のため、移動日と宿泊の確保を早めに考える必要があります。
会場がホテル一体型のコンベンション施設である点は、医療従事者にとって参加しやすさの面で重要です。会議と宿泊が近いと、朝のセッション参加や夕方の交流会への動線が短くなります。学会参加の効率を上げるなら、会場構造まで見ておく価値があります。
大会テーマは「Patient based medicine 完全透明化を目指す水晶体研究」です。単に術式や機器の話ではなく、患者ごとの見え方、満足度、生活背景まで含めて白内障治療を捉える方向性が示されています。これは、眼内レンズ選択や術前説明の精度が、治療成績の一部として重視される流れと合致します。
白内障手術は成功率が高い一方で、術後の見え方の不一致や期待値のズレが問題になることがあります。そのため、学会テーマの「完全透明化」は、レンズの透明性だけでなく、患者が感じる視界の透明感まで含む広い概念として読むと理解しやすいです。臨床では、屈折矯正だけでなく、グレアやハロー、コントラスト感度も論点になります。
会長挨拶では、神谷和孝先生による「瞳孔から考える白内障手術戦略」が特別講演として紹介されています。瞳孔径や散大不良は、術中の視野確保や合併症リスクの評価に直結するため、実地臨床と相性のよいテーマです。教育講演やシンポジウムでも、術前評価から術中判断までをつなぐ話題が期待されます。
白内障学会で瞳孔を軸に考える視点は、単なるテクニック紹介ではありません。難症例の対応や、薬剤既往、虹彩機能、術中散瞳管理を整理するうえで有用です。意外性のある論点としては、患者説明の段階で「見え方の質」に関する情報を、瞳孔特性と結びつけて伝える発想があります。
参加登録はオンライン方式で、事前参加登録は2026年4月27日(月)12:00から7月31日(金)17:00までです。追加参加登録は7月31日(金)17:00から9月6日(日)まで受け付けられます。会員、非会員、企業、医療職、学生で費用が異なるため、区分確認が必要です。
参加費は会員、非会員、企業で金額が異なり、コ・メディカル、初期研修医、大学院生、学生、留学生の扱いにも条件があります。ネームカードの事前送付はなく、参加者自身がマイページから印刷して持参する形式です。領収書や参加証明書も各自でダウンロードするため、会期前に導線を把握しておくと混乱を防げます。参加登録の詳細はこちら
プログラムの日程表と抄録集PDFは、2026年8月上旬から中旬にかけて公開予定です。冊子体は配布しない方針のため、事前にデジタル資料を確認する運用が前提になります。抄録を先に読んでおくと、専門外のセッションでも論点を拾いやすくなります。
懇親会は2026年9月18日(金)に予定され、宮崎グルメとクイズ大会が案内されています。さらに優秀演題賞や若手研究者トラベルグラントの発表・表彰もあり、若手研究者にとっては発表後の交流が次の共同研究につながる場になります。学会を「聞く場」だけでなく「つなぐ場」として見ると、参加価値が上がります。
検索上位で見落とされやすいのは、学会参加を「内容理解」と「実務準備」に分けて考える視点です。白内障学会では、臨床知識だけでなく、参加登録、証明書、抄録閲覧、懇親会参加までを一つの業務フローとして扱うと、当日の取りこぼしが減ります。医療機関の業務調整が必要な読者には、この実務面がかなり重要です。
また、白内障研究は術式や眼内レンズの議論に目が向きがちですが、実際には患者説明、術前期待値調整、術後の見え方評価が成果を左右します。今回のテーマは、その周辺領域をまとめて考え直す良い機会です。学会記事としては、プログラム紹介だけでなく、参加の準備と臨床への持ち帰り方まで触れると実用性が高まります。