静脈血栓塞栓症では、深部静脈血栓症として片方の足の腫れ、痛み、熱感、皮膚の色調変化が目立つことがあります。
参考)深部静脈血栓症って?|血管の病気を知ろう!予防にいかそう!血…
ふくらはぎや太ももの左右差、急な赤黒さ、圧痛、むくみは重要な手がかりで、進行すると皮膚変色や潰瘍につながることがあります。
参考)静脈血栓塞栓症・深部静脈血栓症 - 西村医院-佐賀市(内科・…
肺血栓塞栓症では、息切れ、胸痛、動悸、冷や汗、強い倦怠感が出ることがあり、重症例では血圧低下や意識消失に至ります。
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下肢症状が軽くても肺塞栓症が先に疑われる場合があり、突然の呼吸苦は見逃せないサインです。
参考)静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症)|病気のはなし…
静脈血栓塞栓症は、症状がないか非常に軽いまま進む例も少なくありません。
参考)https://www.kitasato-u.ac.jp/khp/dl/section/bumon/iryo_leaflet_03.pdf
深部静脈血栓症では約半数が無症状とされる報告もあり、入院中や術後、長期臥床では「症状がないから安全」とは言い切れません。
参考)https://ubie.app/byoki_qa/clinical-questions/rpc0i70_n660
片側下肢の腫れや痛みが急に出た場合、肺血栓塞栓症を疑う呼吸苦や胸痛がある場合は、早めの医療機関受診が重要です。
参考)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000057066.pdf
特に手術後、がん、妊娠、肥満、長期臥床、経口避妊薬使用中では、症状が軽くても注意が必要です。
静脈血栓塞栓症は「足の病気」と思われがちですが、実際には体動低下による静脈うっ滞が背景にあり、病棟の安静や長時間同一姿勢の作業環境でも起こりやすい点が重要です。
医療従事者向けには、下肢症状だけでなく、呼吸器症状、循環動態の変化、突然の不穏や全身倦怠感まで含めて観察する視点が実務的です。
参考として、症状の整理や患者向け説明には日本血管外科学会の解説が有用です。
日本血管外科学会の深部静脈血栓症解説
予防策と入院時対応の実務確認には、厚生労働省の説明資料が役立ちます。厚生労働省の予防説明書