
副鼻腔炎の中心症状は、鼻づまりと鼻水です。急性では黄〜緑色の粘調な鼻汁が目立ち、慢性では白っぽく粘い鼻水が続くことがあります。単なる鼻かぜと違い、症状が長引くほど副鼻腔の排出路がふさがりやすくなります。
参考として、症状の整理は医療機関の解説でも共通しており、黄色い鼻汁や鼻閉は代表的所見です。
参考)蓄膿症・副鼻腔炎とは|チクナイン -蓄膿症・副鼻腔炎を治す|…
後鼻漏は、鼻水がのどへ流れ落ちる症状です。のどの違和感、痰がからむ感じ、夜間の咳として自覚されることもあります。患者は鼻の病気と気づかず、咳やのど症状として受診する場合があります。
慢性副鼻腔炎では後鼻漏と咳嗽が持続しやすく、呼吸器症状として見落としやすい点が重要です。
参考)副鼻腔炎(蓄膿症)・治りにくい慢性副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎…
副鼻腔の炎症や閉塞が強いと、頬、額、目の奥、歯のあたりに痛みや重さが出ます。急性では疼痛が前景に立ちやすく、慢性では「頭が重い」「顔が圧迫される」といった訴えになりやすいです。痛みの部位は、副鼻腔の炎症部位を考える手がかりになります。
頭痛や顔面痛は代表的症状ですが、発熱や全身症状が軽くても副鼻腔炎は否定できません。
参考)急性副鼻腔炎
においが分かりにくい、食事の風味が落ちた、という訴えは副鼻腔炎の重要なサインです。慢性副鼻腔炎、とくに鼻茸を伴う場合は嗅覚障害の頻度が高く、気流障害と炎症の両方が関与します。長く放置すると改善しにくくなるため、症状が続く場合は早めの評価が必要です。
見逃しやすいのは、「風邪が治らない」のではなく、症状の型が副鼻腔炎に変わっているケースです。鼻づまり、後鼻漏、咳、頭重感、嗅覚低下がそろうときは、単独症状よりも副鼻腔炎らしさが増します。とくに片側だけ強い鼻閉や、におい低下が長引く例は注意が必要です。
症状評価の次は、内視鏡やCTで副鼻腔の炎症や鼻茸の有無を確認します。急性と慢性では治療方針が変わり、薬物療法、鼻処置、必要に応じて手術が選択されます。症状が強いのに画像所見が乏しい場合は、他の鼻疾患との鑑別も意識します。
ガイドライン系の記述でも、自他覚症状と画像所見を組み合わせて診断する考え方が示されています。
参考)https://plaza.umin.ac.jp/jrs/pdf/guideline_demo.pdf
参考になる情報として、急性鼻副鼻腔炎診療ガイドラインのPDFは診断と治療の整理に有用です。
急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン
症状の整理と慢性化の考え方を確認するなら、医療機関の解説も実務的です。副鼻腔炎とは?
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